介護付き有料老人ホーム　松華

10月の今頃、旧暦で9月9日は五節句の一つである「重陽の節句」で「菊の節句」とも呼ばれるそうです。

『皆さん、五節句をすべて言えますか？』

『うーん・・・　端午の節句ならなんとか』

やはりあまり馴染みのないので、よく分りません
ですが、菊の節句では栗ご飯を食べたり菊酒を飲んだりして無病息災や長寿を願うそうです



なぜ重陽（ちょうよう）なのか調べてみました。奇数は縁起の良い陽数と呼ばれ、その一番大きい数字である『９』が重なる9月の9日を季節の節目としたそうです。それはちょうど菊が綺麗に咲く時期で、菊は「仙境に咲く霊薬」として邪気を払い長寿の効用があると信じてこられたそうです。



ネットがある現代は便利ですね
「ふーん、なるほどぉ」と後から知りましたが、
一つ一つの行事や行事食の意味を踏まえて行うと気持ちも少し厳かになりますね



皆さんで一輪ずつ活けた合作が完成しました
邪気を払ってくれることを願っております



重陽といえば、ようやく昼間に秋らしい陽気さが戻りました
この機を逃さず外へ散歩に行くと、野花が咲き乱れ、とても心地いい空気です
紅葉が彩るのも楽しみですね！  

ふと気づくと10月も８日でした
私がボンヤリしすぎているのか他の事に気を取られているせいか、気づくと時間がワープしたかのように飛んでいる錯覚を起こすことがあります



ふと気づくとプランターのミニヒマワリが咲いていました。
周囲のマリーゴールドやコスモスが咲き始めると「ああ、もう9月だなぁ。秋だなぁ」と毎年思うのですが、「ミニヒマワリって夏じゃなくてこの時期だっけ？」と頭の季節感がバグった感覚に陥りました



そういえば、敬老の日に合わせて白バラをメインにした生け花を職員さんが飾ってくれていました。
それがしばらくすると・・・



丸いリースにススキをあしらったアレンジに変わっていました
それを見て「そうかもう十五夜か！？」と思い、なるほど丸いリースは満月なのかな？と思っていると・・・



玄関には利用者様と職員さんが手作りした可愛い十五夜の折り紙が飾られていました
そうしてようやく「あれ？今年の十五夜っていつだったっけ？」と思ったら今年は10月1日でとっくに過ぎていたんですね
それが冒頭の一文に繋がります・・・



職員さんがしっかり季節の移ろいをキャッチしているのを見て「流石だなぁ」と感心する反面、うっかりしていると時間の流れに置いて行かれそうな自分を「アカンなぁ」反省
ふと気づくと夏と変わらぬ恰好をしていて「なんだか寒いなぁ」と思いつつブログを書いていました・・・

今年もあと三か月です。
「いろいろ大変な2020年だったけど、なんのかんの無事に楽しく終われたね」と思えるように気を引き締めて過ごしてまいりたいです