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介護付きの有料老人ホームのブログです。
日々の生活をつれづれに綴っていこうと思いますので、
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2018年03月11日

あれから今日で7年です・・・

今日は3月の11日・・・
東日本大震災から早くも7年です。
あの日の事は良く覚えています。自宅に居ると大きな地震があり、私も施設が心配で電話をしたけど繋がらず停電でTVもつかず・・・
業を煮やして車で施設に向かおうとするも、信号がすべて停止していました。施設につくと夕暮れで薄暗い中、暖房も止まり、余震におびえながら皆さん毛布にくるまり転ばないように一カ所で身を寄せ合っていました。すぐ夕食になるもありあわせの簡単な夕食で空腹を満たし、懐中電灯で間違えないように薬を飲んで頂き、駆けつけた職員と当日出勤の職員とで懐中電灯の明かりを頼りに泊まり込みです。いつ停電が復旧するのだろう・・・という不安の中、幸い深夜には電力が復旧しましたが翌朝の新聞を見て愕然としたのを覚えています。



あの日以来、介護施設でも防災への関心が高まりました。松華でも毎年消防の方の指導のもと避難誘導訓練だけでなく、心肺蘇生法の講習を実施し、有事への備えをしていますflower
上の写真は洗濯機から出火した想定で職員が消火器を噴霧していますが、初期消火は失敗してしまいましたase02



初期消火に失敗したらすぐに通報訓練に移ります。
自動火災通報装置がありますが、正確に作動するのか?位置はどこにあり、どう操作するのか?意外に把握が足りていなかったりします。



松華は介護付きの有料老人ホームという事もあり、多くの方が車椅子だったり自力避難が難しかったりします。誰を優先して避難させるか?逃げ遅れた方がいないか、どう確認するか?少ないスタッフでどう役割分担して連携すれば、安全に素早く避難できるのか?
実際に訓練すると多くの課題が見えてきます。例え訓練でもやはり非常に慌ててしまうもので、心構えを作る上でも大いに意義があると実感しました。



人形を使ったAEDと救命処置の講習会も恒例になりました。定期的に訓練しないと、いざという時に不安になるので必要性を痛感します。
7年前の事を思い返すと、『万が一は起こりうる』という教訓が身に染みます。当時の事を知らないスタッフも増えてきました。しっかり伝えていきたいと思います。  


Posted by 松華 at 16:27Comments(0)しみじみ