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介護付きの有料老人ホームのブログです。
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2017年06月02日

立場が変わって初めて気づく・・・

この日は月一回の貴重なスタッフ会議の日hare03
百聞は一見にしかずの精神で
『良肢位について考える』ロールプレイをしました。



松華は介護付きの有料老人ホームです。
必然的に要介護度の重い方も多くなり、車椅子の方も多くいらっしゃいます。
ベッドで寝て過ごす時間が長い方も多く、ご自分ではうまく身体を動かせない方もいます。



麻痺があったり関節が固くなっている方が長時間同じ姿勢でいるのは大変な苦痛です。そこで職員が身体を動かす支援を行っていますが・・・
では、安楽な姿勢ってどんな姿勢だろう?
どんな介助が安心だろう?

が今回のロールプレイの目的です
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ですが、人それぞれ身体の大きさや体格が違います。性格や病気の状態なども影響してきます。

『イテテ・・・ちょっ!ちょっと待って!』
『う~ん・・・なんか窮屈だなぁ』
『どのへんが?』
『膝の裏が浮いてて落ち着かない』『ここにクッション入れてみたら?』
『うん、さっきより楽かも』
『・・・うん、なんか気恥ずかしいなase01

そんなやり取りが新鮮です。普段は介助をする一方なので、されてみて初めて気づく事も多かった様子



長い時間、椅子に座りっぱなしもつらいですよね。腰も痛くなります。
高級車のシートには腰椎を支えるランバーサポートなどがついていたりしますが、その要領で支える面積を増やし姿勢を安定させる工夫も大切です。



皮膚の弱い方は座り直す際も気をつけないと怪我をさせやすいので注意しています。女性職員が二人で介助にあたっています。

これをきっかけに普段からスタッフ同士で『安楽な姿勢』を考えたり気づけるようになっていけたらと思いますflower

この仕事をしていて『共感』が大事だと感じると同時に、それはとても難しいものだとも感じます。
その人と全く同じ立場になるのは無理でも、そこに近づけるようにこうした取り組みや想像力で補う工夫をしていけたら・・・と
思いますが、長い修行が必要そうですface07  


Posted by 松華 at 12:13Comments(0)独り言